春を待つ 田中冬二の詩「春」(1894~1980)
冨田鋼一郎
有秋小春
落語家三遊亭兼好さんのインタビュー記事「こころの話」を面白く読んだ。(2月7日付朝日夕刊)
世の中辛いことが多いけれども、どうやったら前向きになれるだろうと考える。そのきっかけに「笑い」がなれば、という話である。
注目したのはそこではない。こんなことを言っている。
「今の人は圧倒的にインプットが多いんですよ。しかも崩れのようにだーっと情報が入ってくるので、自分なりに変換しアウトプットする暇がないままどうしていいかわからなくなる。私はインプットはなるべく少なくして、アウトプットは長く時間をかけるかけてやるようにしています。」
ちょうど「インプットとアウトプット」と「心のバランス」いうことを考えていたので、共感することが多かった。
大事なのは心の中にあるものを吐き出すということ。アウトプットで心のバランスを保つということは、別に笑いに限ったことでは無い。