日々思うこと

ふるさと 浜松のこと

冨田鋼一郎

墓参りと所用で日帰りした。実に3年ぶりの墓参。

浜松駅に降り立つと、いつも感じることがある。空気が東京よりも柔らかいこと。そして時間もゆっくりと流れている。

戦前、藍染をしていた実家は焼夷弾の直撃を受けて全焼。私は戦後にそこに建てた掘っ建て小屋で生まれたので、もとの屋敷や染物工場は知らない。

また、物心ついた時には東京に移っていたので幼なじみもいない。

しかし毎年、郊外にあった母方の田舎に従兄弟たちと揃って一夏を過ごしたので、私にとって故郷はやはり浜松。

菩提寺は、近くの臨済宗方広寺派慈福山廣嚴寺。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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