骨董品

富安風生句色紙額宮田重雄「茄子図」画入り

冨田鋼一郎
H26.5 x W23.5 (cm)

避暑荘にかく居ることの老後かな
  風生

富安風生は、俳句三昧の後半生だった。足るを知る、これでいいのだと満ち足りた日々。避暑、避寒を愛した。「偉大なる平凡人」と言う言葉がふさわしい見事な人生だった。

富安風生 (とみやすふうせい1885-1979)

俳人。本名は謙次。愛知県生まれ。植物に詳しかったため、「植木屋の富安」の意で「植富(うえとみ)」のあだ名で呼ばれた。

宮田重雄(みやたしげお1900-1971)

画家で医師。

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冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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