読書逍遥

読書逍遥第468回『人類の祖先に会いに行く』(その3) 15人のヒトが伝える進化の物語 グイド・バルブイアーニ著

冨田鋼一郎

『人類の祖先に会いに行く』(その3) 15人のヒトが伝える進化の物語 グイド・バルブイアーニ著

アウストラロピテクス・アファレンシス「ルーシー 」

15人の祖先のうち最も古く、愛称「ルーシー 」で知られる

330万年前
骨発見 1974エチオピアハダル
足跡発見 2015三体同じ方向に歩いていた

背丈 1.3mほど
骨断片 40%
毛深く、鼻が低い

600万年前、チンパンジーとヒト(ホミニド)の共通祖先から別れて300万年後のヒトの姿

木から落下の証拠
骨17ヶ所にひび

[二足歩行] 親指他の指と並行
カンガルー、恐竜も二足歩行するが、彼らは尾で釣り合わせた 
ヒトだけが尻尾がない
→骨格筋肉構造に大きな影響
両手が開放されたが、高い代償(不利益)も

[歩く]とは
均衡を失っては取り戻すという作業の絶え間ない反復活動
→サルにはない強靭な臀筋と切っても切れない関係

[骨盤・脊椎]
四本足 脊椎は地面と水平なアーチ状 内臓・胸部がぶら下がる
二本足 骨盤は別の方向を向く 胸部の重みが体の前面にかかる 脊椎は腰部で湾曲 腰痛 坐骨神経痛 骨盤が変形し出産は難事業に

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
記事URLをコピーしました