第85回『先生はえらい』内田樹 ちくまプリマー新書2005
冨田鋼一郎
有秋小春
原題 A MOST IMPROBABLE JOURNEY
A Big History of Our Planet and Ourselfs
(全く新しい視点)
人間の体を生命の歴史が記録されたものと考える
我々が見慣れている生命系統図は、5億年前のカンブリア紀の生命大爆発から連綿と枝分かれして、最後にヒトが登場した表
しかし、この系統図はヒトの登場を表してはいるが、ヒトの体に組み込まれてきた部位や機能の進化のプロセスまで理解するには適当ではない
46億年におよぶ地球の歴史との対比で、ヒトの体がどのように成り立ってきたかの理解に資する表を見つけた
探索ツールの進化
19世紀地質学 岩石中の化石
20世紀末 DNA遺伝情報
「ヒトの体は、数十億年にわたり加筆・訂正が繰り返された文書とみることができる」
脊椎、目、手足、顎、哺乳類、二足歩行、脳、
人間の「舌」 役割りの増加
哺乳類の舌は、口の中で食べ物を動かして、噛みやすくするための道具 味覚器官
コミュニケーションの道具として人の言葉がいつ生まれたかは未だに大きな謎
英語で「舌」tongueは、言語の意味を持つ