読書逍遥

読書逍遥第440回『絵を見る技術』(その3) (ー名画の構造を読み解く) 秋田麻早子著

冨田鋼一郎

『絵を見る技術』(その3) (ー名画の構造を読み解く) 秋田麻早子著

なぜ名画が人の目をとらえて放さないのか
ーー経路の探し方

画面内には見る目がたどる「経路」がある

絵の写真の解説がわかりやすい

・周回路 角を避ける回路
クロード・モネ「印象、日の出」1872

・画面中心と四つの角

四角い画面には何も描かれていなくても、デフォルトで目の注意を惹きつける引力が備わっている 

・画面の両サイドにも危険が
ゴッホ「収穫」1888

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
記事URLをコピーしました