読書逍遥

読書逍遥第436回『絵を見る技術』(その1) (ー名画の構造を読み解く) 秋田麻早子著

冨田鋼一郎

『絵を見る技術』(その1) (ー名画の構造を読み解く) 秋田麻早子著

絵画をどのように見るのか
自分なりに自由に見たらよいというが、、

絵を見る技術を身に付けたい

自分が美しいと感じたり、好きだと心から思うことについて人に伝えようとすると、うまくいかず、もどかしいことがある

「好きなように見る」と「知識をもって見る」
この対極の味方の中間に「よく観察する」がある

(造形言語を知る)
絵を見るためのスキームを知る
配色、筆のタッチ、線の調子

これまでの「絵の見方」の方法論

対話型鑑賞
他人と体験を分かち合って、自分と違う視点を知る訓練

art of perception
(フリックコレクションのエイミー・ハーマンが提唱)
絵画を《よく観察し、言語化する》作業を通して、観察力を高める方法

スキームに着目
・絵の中の主役はどこか
・絵の中を見る順序
・絵のバランス
・色の働き 絵の具という物質
・絵の構造
・表面的な特徴と構造 まとめ

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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