日々思うこと

桑山紀彦さんのこと

冨田鋼一郎

松永さんとの対談
2024.11.15朝日記事

一人ひとりの人生で稀に遭遇する思いがけない悲劇に向き合う医師、桑山紀彦さん

東池袋で5年前に高齢者の車暴走で妻と子を亡くした松永さんとの対談

家族で一人残された松永さんは、この5年を振り返って、桑山さんに語る 
桑山さんはアドバイスをすることなく、じっと聴き入る

桑山さんの記事最後のことば

「トラウマを受け入れ、一生生きていくと思った時に、道は見えてくると思う。回復のモデルの一つとして、松永さんの5年、これからの10年、20年を大切に見守っていきたい。」

昔、桑山さんの講演会を、お茶の女子大などで二度聞いたことがある

非常に印象深かった

・彼の世界を股にかけた行動力
・声の高さとはり、語り口

彼の包容力はどこから産み出てくるのか
実体験を伴う言葉の数々、そのはっきりとした声が心に染み込んでくる

@@@@

桑山 紀彦(1963- ) 61歳
日本の心療内科・精神科医。海老名こころのクリニック院長。特定非営利活動法人「地球のステージ」代表理事

在学中よりバックパッカーとして世界を放浪。医師となった後も、湾岸戦争後のイラク、和平後のカンボジア、内戦下のソマリア、戦時下の旧ユーゴスラビア、独立紛争後の東ティモールなどで医療救援や病院復興に携わる。
2009年11月、宮城県名取市に「東北国際クリニック」を開業。その2階に「地球のステージ」の事務局を置き、活動した。2011年3月11日、東日本大震災で建物やスタッフは残ったため、翌日12日から24時間クリニックを開け続けた。
2016年4月、神奈川県海老名市に「海老名こころのクリニック」を開業し、「地球のステージ」事務局も移転。
現在、東ティモールとパレスチナ自治区ガザ地区ラファに事務所を持ち、国際協力活動を行っている。
東ティモールでは妊産婦新生児保健、ガザ地区では心理社会的ケア〜「心のケア」を行っている。
年間200回を越えるコンサートステージ「地球のステージ」は全国の学校を中心に広がっており、主に小学校、中学校、高等学校の体育館で世界で起きている出来事、そして東日本大震災の現状とその後の復興を伝えている。

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
記事URLをコピーしました