読書逍遥

読書逍遥第399回『自分学のすすめ』『心で語ろう』鈴木健二著

冨田鋼一郎

『自分学のすすめ』『心で語ろう』鈴木健二著

鈴木健二(1929-2024)元NHKアナウンサー

いずれも彼が働き盛りの時の本
今年2024年3月に95歳で亡くなられた
彼の顔を思い浮かべながら読み返した

・「わたくし」と呼んでみよう
・おじぎ 挨拶 おかげさま 
・未完成・未成熟でいいから自分で考える
・孫引き人間や孫々引き人間にはなるまい
・自分で自分に興味を持つ
・楽しさのなかにも自分の生きる方向を暗に示唆してくれた人が親友
・感動する心を持つ
・どうしてこんなに幼稚園から大学まで制度が整っているのに、何故、あの幕末の吉田松陰の松下村塾に及ばないのか
・毎日の生活は自分が物事を考えようとするための無限の材料を提供してくれる宝庫
・日本人の心のあり方が問われている時代
・話はあなたの遺伝、環境、教養、性格、思考方法、仕事、思いやりの心など、あなたが持っているもののすべてが集約されて出てくる
・よく笑う人間になれ
・ありがとうの魔力
・はいといいえ

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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