第9回 マット・リドレー「人間じゃない いいえ 人間だもの」(朝日川柳2022.4.9)
冨田鋼一郎
有秋小春
教育のあり方について、いくつかの視点を提示
⭕️「そもそも友情と勇気は相性が悪い」
友情→理解と共感に基づいて成立する
勇気→周りから理解も共感も支援もないところから何事かを始めるために必要
⭕️「知性の活性化」
知性とは、知識とか情報とか技術という定量的なものではない。むしろ、疾走感とか、グルーヴとか、跳躍力とか、そういう力動的なものである
問いを立てるのは、有益な情報を聞けるからではない。答えを得るためではない
問いを立てるのは、問題の所在を知ること、問題をここに難問ありとアンダーラインをすること
適切な仕方で問いを立てることは、問題に正解することと同じくらいに(あるいはそれ以上に)価値のあることである
答えが与えられると、話は終わってしまう、もう考えなくても良いということだから
知性を養うは、未知の状況にも対処できる力を備えるということ
どうしていいかわからないときにどうしていいかわかること
⭕️勇気は、”恐れないこと”と、時には”.恐れること”のどちらにも必要
→勇気があれば負けることができる
→自分が間違っていたら、すみませんと謝る勇気を持つ