日々思うこと

早稲田大学シンポ開催 前田青邨「羅馬使節」

冨田鋼一郎

日時 10月19日(土)13時から

大作 「羅馬使節」
 絹本著色
 サイズ 291×196
 制作  1927年

現在、会津八一記念博物館にて公開展示中

前田青邨(1885-1977)

再興第14回日本美術院展に、《西遊記》画巻とともに出品。1927年(昭和2年)に作者より早稲田大学図書館へ寄贈。

馬上の人物は、天正遣欧少年使節の首席をつとめた伊東マンショ。

青邨は1922年(大正11年)から翌年にかけて渡欧した際、ローマなどイタリア各地もめぐっている。

そこで目にした建築群やルネサンス期の騎馬像が本作に反映されている。
大隈会館の1階壁面には本作を模した綴織(川島織物)がある。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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