読書逍遥第295回『中国・蜀と雲南のみち』(その6) 司馬遼太郎著
冨田鋼一郎
有秋小春
語学学習は蘭語から英語へ 安政から文久
江戸後期幕末維新を生き、深く思索をめぐらし、激しく行動する知識人たち(本書に登場する)
林子平
頼山陽
間宮林蔵
高島秋帆
江川英龍
松崎慊堂
高野長英
小関三英
富田鉄之介
菅江真澄
佐久間象山
西周
津田真道
福沢諭吉
成島柳北
山田美妙
高橋是清
草創期の国家建設
「日本」を育てていく意識
旧幕洋学者群
藩ごとに選抜され全国から集まる青年たち
文明開化の世で、文彦の自らに課したもの 「国語の統一」
「今我国の文学に就きて、最大の欠点とするは、日本文典の全備せる者なきなり。是なきはひとり我国文学の基礎立たざるのみならず、外国に対するも真に外聞悪しき事なり」
「一国の国語は、外に対しては、一民族たることを証し、内にしては、同胞一体なる公儀感覚を固結せしめるものにて、すなわち、国語の統一は、独立たる基礎にして、独立たる標識なり」
日本の言文一致の文章を確立したのは漱石といわれる