「夕方の目白通り」
冨田鋼一郎
有秋小春
パリ五輪で、はじめてブレイキンの競技を楽しんだ
採点は、「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」の5つの基準に基づく
中でも「独創性」(オリジナリティー)がとりわけ重視されるようだ
70年代にサウス・ブロンクス発祥したゲームが世界的な競技になった
勢力争いを暴力でなく、ダンスで決着をつける
「ブレイキンは自己表現」である
芸術家は、自己表現を問われるのだ
いや、芸術家に限らず、あらゆる人の人生というものは、それぞれの自己表現だといえる
@@@@
「私にとって、ブレイキンは自己表現であり、アートとか写真とかに近いもので、、」
AMI(湯浅亜実)
それが競技になり勝負がすべてになって、「オリンピックって大きいものに潰されてしまうんじゃないか」と不安にもなったと、金メダリストは語る。
ブレイキンは、米国の貧困地区で集団間の勢力争いを暴力でなくダンスで決したのが起源で、個性を研ぎ合うのが主眼。奇しくもAMIはフランス語で「友達」。