日々思うこと

[折々のことば]ブレーキンAMIさんのことば(8月16日)[折々のことば]

冨田鋼一郎

パリ五輪で、はじめてブレイキンの競技を楽しんだ

採点は、「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」の5つの基準に基づく

中でも「独創性」(オリジナリティー)がとりわけ重視されるようだ

70年代にサウス・ブロンクス発祥したゲームが世界的な競技になった

勢力争いを暴力でなく、ダンスで決着をつける

「ブレイキンは自己表現」である
芸術家は、自己表現を問われるのだ

いや、芸術家に限らず、あらゆる人の人生というものは、それぞれの自己表現だといえる

@@@@

「私にとって、ブレイキンは自己表現であり、アートとか写真とかに近いもので、、」
AMI(湯浅亜実)

それが競技になり勝負がすべてになって、「オリンピックって大きいものに潰されてしまうんじゃないか」と不安にもなったと、金メダリストは語る。
ブレイキンは、米国の貧困地区で集団間の勢力争いを暴力でなくダンスで決したのが起源で、個性を研ぎ合うのが主眼。奇しくもAMIはフランス語で「友達」。

[ハナトラノオ]
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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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