読書逍遥第330回『南蛮の道』(その2) 司馬遼太郎著
冨田鋼一郎
有秋小春
平川祐弘(1931- )先生はご健在
比較文化、世界の中における日本という視点は健在だ
同年の芳賀徹先生(1931-2020)は比較文学・比較文化のクラスメイト
日本人は無宗教だとよく言われるが、現在でも多くの人が正月には神社に参拝し、お盆には先祖の墓にお参りをする
日本人にとって神道とは何か。日本に生まれた者がアイデンティティを求めるとはいかなることか
ラフカディオ・ハーンやポール・クローデルら、明治以来の西洋人たちがどのように神道を理解したかを追求しながら、国際的視野から読み解く
よく知らない神道について、熟読玩味したい労作
高齢になっても矍鑠として、自らの課題に取り組む姿勢に脱帽