「時雨」時空を越えたつながり
冨田鋼一郎
有秋小春
何度も読み返している
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「先生の存在が、<問い>だからである」
大澤真幸
何かを知ろうとすれば、問いを立てなくてはならない。そしてよく問うには、先生が必要だと、社会学者は言う。
正解を先に手にしている人ではなく、より深い未知に身を開いて受ゆける人として。
人生の意味は何かある目的の達成にあるのではなく、日々の歩みの在りようにかかっている。
実際、教わった知識はまたたく間に忘れても、先生の背中は忘れない。『私の先生』から(折々のことば 鷲田正一2024.6.22)
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これが、「先生の存在が学びを起動させる」ということ
漱石講演会のアンケート結果が送られてきた
そのなかに、「仕事にかまけて本を読まずにきました。読書の大切さがわかりました。先生は漱石からたくさんのことを学んでいることにびっくりしました。先月お話を聞いて以来、ずっとこのことを考えています」
漱石さんが、始終ふらつく自分を支えてきてくれたような気がする
これが伝わったのであれば嬉しい