日々思うこと

自己実現を実践

冨田鋼一郎

自己実現を実践するとき

大学で担当した講義は「自己実現」だった

テキストブックのない漠然とした授業名だが、「あなたの人生体験、職業体験をもとにして、若者に思いの丈を語ってください」と説得された

我ながらよく10年も続けたものだと思う

今振り返ると、仕事で勝手知った金融・経済・ビジネス分野でなかったことが良かった

カリキュラムを手作りしたが、その作業自体が自分の肥やしとなり、今の講演・執筆活動の基礎になったと実感する

改めて「自己実現」とはなんだろう

学生に知ったかぶりして講義してきた自分は、今まさに、「自分の自己実現」を実践すべきときである

「かけがえのない命」
「命とは自分が使える時間のこと」
「誰からも指示されない与えらた時間を大切に」
「自分探し」
こんな言葉が頭をよぎる

今日はこれから講演会「人間の心について」に臨む

漱石さんにすがりながら、一言一言噛み締めて語ってみよう

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
記事URLをコピーしました