第62回『炭太祇(たんたいぎ)の句 その2』
冨田鋼一郎
有秋小春
[“インクの瓶をぶちまける”に似たイスラム化の波]
西暦476年に滅亡した西ローマ帝国はイスラム勢力と北方蛮族に悩まされる
マホメッド(570-632)
カリフ時代 「右手に剣、左手にコーラン」
635年 ダマスカス征服首都に
642年 アレクサンドリア陥落
シリア、メソポタミア侵攻
698年 カルタゴ陥落 首都内陸カイラワン
710年 イベリア半島侵入
732年 ポワティエの戦い
762年 首都バグダッドに
1453年 コンスタンチノープル陥落
東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌスはイタリア半島と北アフリカを奪回に成功したが、565年の没後ほどなくゲルマン民族ロンゴバルド族が半島を南下してくる
半島は東ローマ帝国のギリシャ人の支配する地方とゲルマン民族に属するロンゴバルド族の支配する地方がまだら模様に共存するようなる
ローマ帝国の公認宗教になるのに300年かかったキリスト教に対して、イスラム勢力拡大は急速
急速な拡大要因
・キリスト教側の見方
「右手に剣、左手にコーラン」
・イスラム教側の見方
イスラム勢力の教えの真正さに人々が感銘を受けたから