日々思うこと

石川直樹(1977年生47歳)の言葉

冨田鋼一郎

「チューブにつながれた」ひ弱な都会人と対照的な生き方を知る

美しい映像とともに、彼の発する言葉が胸に突き刺さる

8000メートル超の山は14峰ある
その全てに登頂を果たした人を「14サミッター」という

彼は2024.10に最後のシシャバンマ登頂を達成し、「14サミッター」に名を連ねた

ネパール中国国境 (ヒマラヤ山脈)
 9峰 東から西へ
 カンチェンジュンガ 8586
 マカルー      8463
 ローツェ 8516
 エベレスト     8848
 チョー・オユー 8188
 シシャバンマ    8027
 マナスル      8163
 アンナプルナ    8091
 ダウラギリ 8167

パキスタン中国国境(カラコルム山脈)
 5峰 東から西へ
 ガッシャーブルムI 8080
 ガッシャーブルムII 8038
 ブロードピーク   8051
 K2 8611
 ナンガ・パルバット 8126

☆☆☆
「今生きてると言う冒険」

機械や装備に寄りかからず、そういったすべての要素を知恵に置き換えることができるとしたら、その人は身体1つで歩き続けることができます

それは人間に備わっている野生の力を最大限に引き出した、最もシンプルで力強い生き方につながっていくのです

☆☆☆

世界はもっともっと面白いことには溢れている。新しい世界を見出して、僕は漫然と毎日を過ごしながら時間を消費したくない。

☆☆☆

人はなぜ山に登るのか?

僕は登山と言う行為の意味を自分自身に問いながら、それでも登ることをやめない
何故か?それは新しい発見や出会いがあるからだ。

山に登っていると見たことのない世界見たことのない自分自身と出会う。そこからまた別の世界が広がる。

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今まで繰り返し通い続けたヒマラヤでの1日1日は、生きている実感などと言う生半可な言葉では、表せないほど強い手ごたえのある黄金の日々だった。苦楽を共にしたシェルパたちとは、これからもずっと付き合っていく。これが終わりじゃない。これからまたヒマラヤをめぐる新しい旅が始まるのだ。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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