[折々のことば]ブレーキンAMIさんのことば(8月16日)[折々のことば]
冨田鋼一郎
有秋小春


蕪村は、芭蕉の風雅を強く求める気持ちはあるが、我がものとできない鬱屈とした思いの中でたたずんでしまう
令和7年の年始ににあたり、去年を振り返ると、こんな蕪村句を思い出す
昨年はじめに自らに課した課題(本を出すこと!)を果たすことができずに、そのまま年越しとなってしまった
忘れていたわけでもなく、怠っていたわけでもない
日々俳諧鑑賞に明け暮れて、楽しい時期が終わってしまうのが名残り惜しい、という気持ちが、執筆を遅らせた理由だ(と言い訳している)
そうはいっても時間には限りがある いずれは形に残して、思い切らねばならない
○去年今年(こぞことし)つらぬく呆(ぼう)のようなもの
有秋(虚子句の剽窃)
虚子の”棒のよう”に”今年こそは”と決意を新たにする!