読書逍遥第294回『中国・蜀と雲南のみち』(その5) 司馬遼太郎著
冨田鋼一郎
有秋小春
ローマ時代の学校の所在地はヘレニズム化したオリエントにあった。
ローマ時代になっても、医学用語がギリシャ語であり続けたのはそのせいである
これらの医学校では、解剖学、生理学、病理学の理論を学ぶだけでなく、学生1人に患者1人があてがわれ、臨床医学も学んでいたという
小アジア西岸地方のベルガモン、スミルナ、エフェソス、クニドス、それにコス島、シリアのアンティオキアとエジプトのアレキサンドリアの六個所