読書逍遥第183回 『細胞』(上・下)(その3)ジッダールタ・ムカジー著
冨田鋼一郎
有秋小春
『黄河の水』(鳥山喜一著)で中国4000年の歴史を概観してきたが、これで中国が分かったことにはならない
日本の45倍の国土に14億人の国民を養うことは、日本の統治とは次元の全く違うものがあるはずだ
10近くもの国と国境を接して、50を超える少数民族(種族、言語、風習が違う)1億4000万人を抱えているリスクのスケールは想像を絶する
中国の国民性を理解するために、統治上の不安 中華思想 華夷秩序 国境の観念 「化外(けがい)の民」 愛国心、反日感情などに触れていく
中国はどこへ向かっているのか
国家の長期のグランドデザインを描き出す力の根源はどこにあるのかを知りたい