読書逍遥第430回『日本史の謎は「地形」で解ける』【文明・文化編】(その5) 竹村公太郎著
冨田鋼一郎
有秋小春
「ミトコンドリア・イヴ」
20万年前
1987 太古のDNAの分析方法
アラン・ウィルソン
合着(合祖)
遺伝学において、系図の2本をさかのぼっていくことでひとりの人間に行きつく現象のこと
私たちの出会い、最初のホモ・サピエンス
最も近い共通の祖先(luca)
すべての祖母の祖母
彼女自身のDNAの一部を私たち全員に伝えた。この世界に生きるすべての祖母の祖母、それが彼女である。
ゲノムは46本の染色体の中に存在する 半分づつを母と父から伝えられる ただし、二つの例外
①ミトコンドリアDNAは母親だけ子に伝える
②Y染色体は父から息子にのみ
イヴにたどり着くまでの時間は20万年
起源はアフリカである
長いアフリカ時代の生活
余裕のない日々 半ノマド生活 不安定
食べ物を生産する技術が生まれたのは約1万年前。つまり、食料の調達は、ホモサピエンスの歴史の十九分の十八の長きにわたって死活問題でありつづけた